島崎豊先生の方法

波多江新平先生グループのホームページの討議欄に発言されたものを島崎先生の許可を得て、掲載しました。2000.5.17

 

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吸引チューブ(気管用)の件@島崎 豊 (2000年11月9日)

気管用の吸引チューブは口腔用に比べてより清潔度が要求され、 本来なら1本毎にディスポにすることが良いと言われてれています。

しかし、コストの問題などがあり施設ごとで色々な対応を行っているのが事実です。

私が知っている方法をまとめてみます。

@閉鎖式吸引チューブを使用し24時間で交換する。※市販品があります。

<コストはやや高いいですが重症患者などには管理もしやすく有用です>

A乾燥した状態でチューブを管理する。蒸留水のボトルも必要。

<使用したチューブをまず蒸留水を吸引して内空を洗浄し70%アルコール綿花で外側を拭いた後、 専用の容器で乾燥した状態で保管する。

但し8時間毎に容器とチューブを交換する必要があります>

※乾燥した状態で細菌の増殖を防ぐことが可能です、 ある有名な施設で実際行われていますが8時間ごとで交換するコストや労力に問題…。

B0.1%塩化ベンザルコニウム液に70%アルコールを8〜10%添加してチューブを浸漬消毒する。

蒸留水のボトルも必要。 <アルコールを添加して緑膿菌などの繁殖を防ぐ、 また8時間毎にそれぞれのボトルとチューブを交換することが望ましいと思います。>

※8時間ごとで交換するコストや労力に問題…。

C吸引チューブを1回毎に滅菌された物を使用する。蒸留水のボトルも必要。

<これは、1回使用したチューブは再生して10本パックしEOG滅菌を行いリユースすることです。

患者に使用するときは常に滅菌された物を使うためより安全ですが欠点として、

吸引チューブの洗浄方法の確立と再生に関わる労力・コストの問題、何回リユースするのか、

PL法の問題etcと欠点も多いですが、当院を始め多くの施設で行われている方法です。

 

以上4つの方法がありますが、

私自身医療を受ける立場になった場合、やはりディスポを希望すると思います。

吸引チューブの管理に関わる労力やコストは病院経営にとって重要な問題ですが、

薬液浸漬やりユ−スに関わるコストは本当にディスポより安く安全なのか? これからは医療の質が問われる時代だと思います。

残念ながら当院でもリユースしている材料が多いのが現状ですが、 今後改善していきたいと考えています。

自分が患者となった場合、今行われている医療や処置が受容できるかが大きなポイントではないかと思います…。

何か良い意見がありましたらご意見を下さい。

 

IHCG討議欄より