次亜塩素酸Naの濃度について

 次亜塩素酸ナトリウムの表を読む前に。

ppmとは?

ppm=parts per million(百万分の1の意味)

percent 1%=10,000ppm 1ppm=0.0001%

1%は1万ppmです。覚えましょう。

 

表 次亜塩素酸NaによるHBVとHIVの不活性化(APIC guidelineより)

  106HBVを不活性化する濃度、浮遊液中、20℃、10分 106HIVを不活性化する濃度、浮遊液中、25℃、10分
エタノール
ND
50%
ヨードフォール
80ppm
ND
イソプロピルアルコール
70%
35%
次亜塩素酸ナトリウム
500ppm
50ppm
グルタールアルデヒド
2%
ND

ND:no data

表 塩素溶液の準備と安定性(APIC guidelineより)

 
希望塩素濃度
5000ppm
1000ppm
500ppm
100ppm
24時間以内に使用されるブリーチ(5.25%次亜塩素酸)の希釈
1:10*
1:50
1:100
1:500
1〜30日間使用されるブリーチ(5.25%次亜塩素酸)の希釈
1:5**
1:25
1:50
1:250

*ブリーチ1に対し水9
**ブリーチ1に対し水4

メモ:

有機物がなければ、マイコプラズマは25ppmで死滅、栄養型菌は<1ppmで死滅。(数秒で)
人型結核菌は1000ppmで死滅。
枯草菌の芽胞は、100ppm、5分で99.9%死滅、真菌は1時間以内に死滅。(APIC guidelineより)

追加(2004.3.20)

“確定診断あるいは疑いのクロイツフェルトヤコブ病(CJD)患者の中枢神経系組織または脳脊髄液で汚染された手術室、病理解剖室の環境表面を消毒するためには、表面から全部の組織を除去した後、1規定苛性ソーダまたは有効塩素濃度約10,000-20,000ppmの次亜塩素酸ナトリウム溶液を用いる。(これは米国の家庭用塩素系漂白剤を容積で1:5から1:3倍に希釈で得られる*)接触時間は30分から1時間必要である。”(メディカ出版「医療保健施設における環境感染制御のためのCDCガイドライン」97ページ)
*管理人註 :日本の塩素系漂白剤(ブリーチ)も同じ。約5%。