環境消毒をやめるための資料

原則1 環境汚染=感染症の増加とはならない

壁、床、その他の環境表面が感染症の伝播に関連することはない。

したがって、環境表面の強力な消毒は必要ない。

しかし、清掃・汚れの除去はルーチンに実施すべきである

CDC, Handwashing and Hospital Environmental Control, 1985

1. 床やサイドテーブルなどの水平面などは定期的 あるいは汚れたときは、清掃すべきである。

2. 壁、ブラインド、カーテンの最終清掃は汚れてない限り必要ない。

3. 消毒剤の噴霧はしない。

CDC, Handwashing and Hospital Environmental Control, 1985

じゅうたんがアスペルギルスやクロストリジウムディフィシルで汚染されていたが、それによる患者の感染はなかった。

湿性吸音タイルが真菌胞子の発生源であることがわかったが、真菌感染の増加はなかった。

Harvey, MA, Infect Control Hosp Epidemiol 1998

壁、床、その他の表面に微生物は通常認められるが、これらの表面が感染症の伝播に関連することはない。

結核菌の場合も特にそうであり、環境表面の強力な消毒は必要ない。洗浄消毒剤(ヒビテンなど)を使った通常の清掃で十分である。

十分な換気がなされたならば、最終清掃のときにマスクは不要である。

CDC,Guidelines for Preventing the Transmission of Mycobacterium tuberculosis in Health-Care Facilities, 1994;

 

原則2 乾燥系では微生物は長期生存できない

乾燥系では微生物は長期生存できない

黄色ブドウ球菌は5日で死滅する。大腸菌等ではもっと短い。

しかし、湿った環境では菌が250日生存できるという報告もある。

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