イソプロ使用に関する波多江先生のコメント

 

Q:「滅菌・消毒・洗浄ハンドブック」20ページに

「イソプロパノ-ルは、エタノールに比べ吸入毒性は2倍ほど高く、乳幼児の制限は 避けるなど 使用制限に留意すべきである」とありますが、

欧米では結構イソプロを使っているようですが、 実際に乳幼児の使用制限が必要なのでしょうか?

ちなみに、当院ではイソプロはいっさい使っていませんでした。(過去形)

ところが、手術場で最近使っており、問題になっています。

たしかにイソプロは安価ですが、安易に導入して良いものでしょうか? (向野)

 

A:外国特にヨーロッパでは、酒税が、高く、たとえばスエーデンでは300%、スイスでは 200%、しかも、スイスでは、変性措置がありません。

やもなく、70%のイソプロを 使っているのが現状です。

吸入しても、ヒトはイソプロを分解する酵素を持っていません ので、吸わないほうが良いでしょう。

小児、新生児や、採血従事者のように毎日の場合は 、ダメージが大きいのでやめた方が良いでしょう。

日本では、酒税は安い国なのでエタノ ルを使うべきと考えます。

また、スエーデンでは鍵をかけていないと、エタノールは、ア ル中毒患者や、医療従事者が飲んでしまうらいしです。 (波多江)

 

Q:変性措置とは何ですか?(向野)

 

A:エタノールの変性とは、別の物質を(1%以上)加えて飲用に供せなくした場合、アルコ ール消費税は、還元される処置のことです。

たとえば、工場で、エタノールをタンクローリーで買いますこの時は課税された値段です 。

これをイソジンガーグルの原料として使用する場合、1%以上のポビドンヨードを加え (変性)ます。

そこで税務署の係官が来て書類と物を確認します。そうすると非課税にな り、アルコール消費税がもでって来ます。

こうなれば、メタノールや、イソプロと価格が 変わらなくなります。

料理用酒は、1%の食塩で変成してあります。からくて飲めません。非課税で、価格が安 いのです。

スイスは、変性を見とめていない国です。エタノールは高くて使えないのです。 (波多江)