ガウンボックス廃止に関する資料

●ガウンとドレープ

 ガウンとドレープは、ディスポーザブルと再使用可能品とに分類される。 ガウンやドレープに使用する材料がなんであっても、これらは液体やウイルスを透過せず、濡れていても有効でなければならない。 一般に、フィルム・コーティング・膜で補強されたガウンのみが、米国材料試験協会(ASTM)の規格に適合する。 しかし、この規格に適合する「防水性」ガウンは、着用者の身体からの汗の蒸発や熱の放散をも抑制するから、着心地が悪いであろう。 ガウンの選定の際には、これらの因子も考慮すべきであろう。

(CDC, Guideline for prevention of surgical site infection, 1999)

●プラスチックエプロンと手袋着用の理由

 MRSAは、主に接触感染であり医療従事者の手指を介して伝播される。 しかし、同時にMRSAはほこりと一緒に空中を飛び回るので、髪の毛や鼻前庭に付着したり、 直接の接触により衣服や手指にも付着しやすい。 そのため、プラスチックエプロンと手袋が不可欠になる。 なお、プラスチックエプロンは、胸の部分とすその部分が必要(汚染されやすい)で、長袖の必要はない。 また、投薬、体温・血圧の記録、配膳など、患者と軽度の接触の場合などは手袋・プラスチックエプロンの着用を省略してもよい。 ただし、手洗いは忘れずに行う。

(厚生省保健医療局監修、院内感染予防対策ハンドブック、南江堂、1998)