SARS疑い患者と家庭内濃厚接触者のための暫定ガイダンス
April 12 , 2003
SARS患者には、家庭内濃厚接触者および濃厚接触する医療従事者への感染リスクがある。SARS患者が発症前後の、他人への感染力のある時期はわかっていない。次の感染対策方法は、家庭内あるいは居住区におけるSARS疑い患者に推奨される。これらの勧告はこれまでの合衆国における経験を基礎にしており、より多くの情報が利用できるようになれば更新されるであろう。SARS患者は家庭外の交流を制限すべきであり、発熱、呼吸器症状が改善された後10日までは、職場、学校、保育所out-of-home
child care、その他の公的場所に行くべきでない。この間、感染リスクを減らすために、下記の感染対策を実施すべきである。
-
SARS患者の家族全員は、手指衛生の勧告(たとえば、頻繁に手を洗う、アルコール製剤を使う)に注意深く従うべきである。とくに体液接触後。詳細については、手指衛生のガイドライン参照。
- ディスポ手袋の使用を、SARS患者のすべての体液との接触後には考慮すべきである。しかしながら、手袋は手洗いhand
hygieneの代用にはならない。体液に接触する処置activityをした後は直ぐに、手袋を外して廃棄し、手を洗うべきである。手袋を洗ったり、再使用したりしてはならない。
-
各患者は咳やくしゃみをするときには顔ティッシュfacial tissueで口や鼻で被うよう忠告すべきである。可能ならばSARS患者は、感染性飛沫の拡散を防ぐために非感染者との密な接触の時にはサージカルマスクを着用すべきである。SARS患者がサージカルマスクを着用できないときは、家族が患者と密な接触をするときにサージカルマスクを着けるべきである。
-
患者と健常者間で、食器、タオル、寝具類の共用は避けるべきである。しかし、そのような物品は日常的な洗浄(たとえば、石けんと温水による洗浄)後には、他の人への使用が可能であるが。体液によって汚染された環境表面は、メーカーのマニュアルに従って、家庭用消毒剤で洗浄すべきである。この時、手袋を着用すべきである。
-
SARS患者の体液で汚染された家庭廃棄物(顔ティッシュやサージカルマスクを含む)は通常の廃棄物と同様に廃棄してよい。
- SARS患者の家族あるいは他の濃厚接触者は、地域の保健局によって積極的に監視されるべきである。
- SARS患者の家族あるいは他の濃厚接触者は、発熱や呼吸器症状の出現に注意を払うべきである。診察の前にあらかじめ、病院側に濃厚接触者であることを通知すべきである。SARSの症状のある家族あるいは他の濃厚接触者は、SARS患者に勧告されている同様の予防策に従うべきである。
-
現時点では、発熱や呼吸器症状がない場合、SARSの家族あるいは他の濃厚接触者は家の外での活動を制限する必要はない。
(訳者註)赤字がアップデイトされた箇所です。
原文
3-29発行分