医学の歴史の最近のブログ記事

- 作者: シェルダン・H.ハリス, Sheldon H. Harris, 近藤昭二
- 出版社/メーカー: 柏書房
- 発売日: 1999/07
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
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「東京帝国大学伝染病研究所の小島三郎教授は、1941年以来何度も南京の細菌戦関連機関を訪れて、自分の学生たちにそこで働くよう奨励している」(シェルダン・H・ハリス「死の工場」223p)
「正路倫之介と吉村寿人、千葉医専の緒方規雄がその研究に従事していたリーダー的な存在であり、その目的のために動員された医大と研究所は東京の伝染病研究所、京都帝大、陸軍省医務局であった」(同269p)
たしか小島三郎さんて、細菌学の世界では名前のある方ではなかったかな?
何かまずいところに入ってしまいそうな気がする。
細菌戦の本を読んだついでに、南京大虐殺の本を一冊読んだ。笠原十九司著
「敗残兵の掃討」が結局、一般市民をも巻き込んだ殺戮となったようだ。
やった日本軍将兵が、日記等でやったと言っているんだから、これは事実でしょう。
(2日で1万5千人の捕虜を処分した、とか書いてますね。187頁)
渡部昇一さんや桜井よしこさんは、なぜなかったと言っているのでしょうか?
わかりません。
(軍服を脱いだ兵士はゲリラであり、ゲリラは殺しても良いことになっていると言っているけど、それでいいのでしょうか?人間として)(軍服を着ていたら殺さなかったのでしょうか?)
少なくともこの本を読む限り、日本軍は世界史的な大虐殺をやったことは間違いないですね。
歴史に永遠に残ることでしょう。
悲しいです。
「細菌戦のはなし」という本を読んだ。
日本軍が中国で細菌戦をやったことは、学生時代から知っていたが、
あらためて読んでみると、これはますますとんでもない話だなーと思った。
これは南京大虐殺よりも、重大な意義を持っているのではないか、
日本国民はあまり知らされていないが、
これこそ“侵略”そのものではないか。
北里柴三郎はペスト菌を中国で発見し、人の世に貢献した。
しかし、日本陸軍(731部隊)はペスト菌を使って、
中国で細菌戦を敢行した。
(これは日本民族の最大の汚点だ!永遠に消えない汚点だ!)
指導したのは、医学部出身の軍医(細菌学者)たちだった。
(医師として恥ずかしくないのか。しかも彼らはアメリカによって免責され、罰されることがなかった。そして医学会に生き残った)
このコントラスト、これはどこから来るのだろうか?
それはやはりあの北里の伝染病研究所を東大-文部省が取り上げたことに、
淵源があるのではないだろうか?
このモラルハザードが致命的ではなかったか。
伝染病研究所文部省移管問題には、北里と東大の長い間の確執だけでなく、
当時の政友会と立憲同志会の政争も絡んでいたらしい。
救われるのは、北里がそれほど恨みを残してないことだ。
伝染病研究所には残れなかったが、すぐに北里研究所を作り、慶応大学医学部を作った。
これでよかったのだと思ってしまう。
北里の心の広さ、偉大さにますます感服する。
志賀潔の温厚篤実な人柄に改めて感じ入った。
しかし、それよりも驚いたのが東大閥による北里柴三郎とその弟子たちへの嫌がらせだった。
「伝染病研究所の文部省移管問題」がその一つであるが、こんな事件があったことは知らなかった。
伝染病研究所とは今の東大医科研である。
北里の作った伝染病研究所を取り上げるとは!
背後に東大の青山という教授がいたという。(動機は北里への嫉妬だ)
なんというえげつなさだろう。
この件に大隈重信や森鴎外も加担していたとは!(歴史の汚点だ)
なんという情けないことだろう!
北里柴三郎の窮地を何度も救った福沢諭吉の偉大さを改めて感じる。
彼こそ本当の愛国者といえるのではないか。
参考サイト
http://www3.wind.ne.jp/toccha/mushi/mushi_link/mushi_15.html
http://www.mars.dti.ne.jp/~akaki/igaku03.html
ここを読むと森鴎外の問題点がはっきりわかる↓
http://www.microbes.jp/aimai/kurashi/fl130.htm
北里柴三郎と東大との争いについて↓
http://brains.te.chiba-u.jp/~itot/work/genius/g4/kitasato_top.htm


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