この本は参考にはなるが、日本ではあまり役に立たないのではないだろうか?
なぜなら市中肺炎の第一のターゲットは肺炎球菌であるが、
米国とわが国では抗菌薬感受性が全く違っているからだ。
まずわが国ではマクロライドが効かない。当院でも感受性率22%。
(このガイドラインでは、肺炎球菌肺炎の第一選択薬)
ペニシリン、第1~2世代セフェムもかなり耐性である。
これはわが国では外来でマクロライドを多用するからではないだろうか。(風邪のとき。長期少量投与も)
さらに、
緑膿菌に対して、キノロンの併用を推奨しているが、
私の経験から、併用したからといって、そんなに効くだろうか?
多剤耐性緑膿菌も増加しているし...
βラクタム系抗菌薬+マクロライド(強い推奨)
というのも理解できない。βラクタムもペニシリンGやセファメジンから、4世代セフェム、カルバメネムまである。あまりにも荒っぽい。
ただし、読んでおく必要は絶対ある本である。
(抗菌薬投与の考え方。ワクチンのところなど)




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